なた豆の効能・コンカナバリンA
なた豆の効能・コンカナバリンA
抗腫瘍作用
マウスを使った実験では、ガン細胞の増力を抑制する抗腫瘍作用があることが報告されたのが、
なた豆の有効成分コンカナバリンAです。
この実験は、マウスの腹部に注射によってガン細胞を移植し、
その1時間後、2日後、5日後と、3回に分けてコンカナバリンAを投与しました。
がん細胞の増殖する状況をすブサに観察した結果、
投与後の1時間後には、70%の減少、2日目には、50%に減少、
そして5日目には、20%という、大変興味深い結果が得られました。
時間が追うごとに、ガン細胞が減少していったことです。
ガンの発生と増殖過程は、
「イニシエーション」「プロモーション」「プログレッション」
の3期に分かれています。
このうちの、イニシエーション期(ガンの発生初期)は、
いわばガン細胞の生みの親である時期となります。
一説には、私たちの体の中では、
1日に約3000個から6000個のガン細胞が生み出されていると言われています。
マウスの実験結果を見たところ、コンカナバリンAは、
これら毎日発生するがん細胞の数を減らすことで、
ガンの病巣を築かせる前に破壊してくれているのです。
今では、コンカナバリンAは、マウスのガン細胞が次つと生み出される
イニシエイション期には、かなりの高い確率でガン細胞の増殖を
抑えることができると期待されています。
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