中国の古文書になた豆の効能が
中国の古文書になた豆の効能が
中国は明の時代の本草学者・李 時珍が編纂した「本草綱目」は、
中国医学を学ぶ者にとって、バイブルの一つに数えられている古典的な名著です。
この本の中には、漢方医療に用いられる様々な生薬が収録され、
その薬効や性状、利用法、産地などが記述されています。
当サイトのなた豆は、「本草綱目」のなかで、「腎を益し、元を補う」と記されています。
ここで言う「腎」とは、生命エネルギーの源である「気」を蓄えておく腎臓を意味します。
なた豆は、この「腎」の機能を高めて、病気に負けない免疫力をもたらす生薬と書かれています。
また、なた豆の効能は、
「脾を健やかにし、腎を補い、寒を散らし、胃腸を利す」と記されています。
ここでいう「脾」とは、胃腸の消化機能のことです。
つまり、中国の医学の教えに基づくなら、なた豆には優れた消化作用があり、
これによって体の中に吸収される栄養分をくまなく利用できるエネルギー源に換えて、
生命の維持に利用できる素材であるということなのです。
このような効能の高いなた豆は、医食同源の国・中国で漢方生薬の一つとして、
様々な形で利用されてきました。
「血液浄化」「血行促進」「排膿」「消炎」の作用があるとされ、
当然のことながら、薬膳の材料をして料理にも用いられています。
なた豆の各種作用の中でも、特に名高いのが排膿作用です。
感染症によって作り出される膿を素早く体外に排出させる働きがあることが、
古く知られています。
膿とは、そもそも病原菌とそれに対抗して、戦った白血球との死骸の集まりです。
絶えずおびただしい量の膿が発生し、患者を悩ます原因となっています。
なた豆に含まれる様々な有効成分が、この膿をたちどころに排出させることから、
「膿とりの妙薬」の別名が与えられてきました。
未熟で脆弱な免疫力をサポートしたり、廊下やストレスで衰えが目立つ
免疫抵抗力を強化したりすることで、不快な膿を取り去ってくれるのです。
