なた豆と毒
なた豆と毒
なた豆には毒があると言うことを知っていますか。
いつも飲んでいる人は驚くかもしれません。
しかし、安心してください。
なた豆茶に毒が入っているわけではありません。
なた豆には白と赤の品種があります。
この赤なた豆に毒があるのです。
消化不良を起こしたり、吐き気や下痢を起こすこともあるようです。
命に別状はありませんが、不快感は残りますよね。
しかし、この毒はそれほど強いものではありません。
煮沸したり焙煎したりすることによって、無害なものに変わっていきます。
したがって、なた豆茶となる時には毒性はなくなっているのです。
日本で作られているなた豆は白なた豆が多いようです。
食用としては青い鞘の状態で食べることが多いですから、毒性はほとんどありません。
乾燥させて豆の状態になった時に毒性が高まると考えてよいでしょう。
その他に国産ではなく輸入のなた豆もあります。
熱帯で採れる植物にはいろいろな成分があるようです。
どんな品種なのかわからないようななた豆であれば、
口にするのは止めた方がよいでしょう。
なた豆茶も国産の材料を使用したものだけを選んで飲むようにしてください。
しかし、国産のなた豆だけでは国内の需要を賄えないのが実情です。
知らないうちに輸入のなた豆を飲んでいるかも知れません。
口臭対策としてなた豆が注目されているのですが、
なた豆の効能と毒性は裏腹な関係にあるのかもしれません。
口臭を抑える抗菌作用が、人の体の中で下痢を誘発するのですね。