なた豆は万能ではない
なた豆は万能ではない
なた豆の特徴は、悪いものを排出するデトックス効果と、
血行を促進する効果の二つです。
この二つに聞く有効な病気というと非常に多く、
風邪からガンまで、極端な言い方をすれば
なんでも有効になるということになってしまいます。
もちろん、病気以外の体調不良にも有効です。
このようななんでも効くなた豆だからこそ、
あちらこちらで高い評判を浴びているわけです。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、
なた豆が多くの病気に有効だからといって、
あるいは健康の改善に効くからと言うって、
「万能薬」ではないということです。
どういうことかというと、「なた豆は薬でない」、という事です。
痛みをすぐになくしてくれたり、
根本的な治療になるわけではないということです。
なた豆を服用するということは、
すなわち漢方の考え方を取り入れることに他ありません。
漢方で考える医療とは、体と気脈を整え、健康な状態をよくして、
その結果として病気を体から追い出す、というものです。
つまり、なた豆を摂るようにして、
すぐに病気は治るわけでもないということです。
理想的なのは、
普段からなた豆を摂るように心がけ、
病気にならない体を作り、
病気を近づけないための予防として用いることだと思います。